「天気の話」を褒められると嬉しいという話

2018年秋に結構無理をして出した「天気の話」という同人誌があります。

私は、この本の感想をいただいたり好きと言っていただけると大変嬉しい、喜んでいる…という、ただそれだけの話です。


「ロビンフッドは出自の都合(?)で天候の変化に敏感ではないか」

という妄想があります。サーヴァントとしての特別な能力ではなく、彼の生活の中で必要に応じて「他人より少しでも長けていないと生きる上で不都合があった」こと、自然に身についた…という感じの(もっとも山岳地帯や海では範囲外ですので、そうした場面で彼が同条件と同じくらい活躍できるかは疑問ですが)。

メンバーによっては、彼が「天気」のことで少しだけ役に立つ場面もあれば、そうでもないこともあるだろうな、と。それだけの話です。


私はそういう、規模の小さな話が好きです。

私が好きなだけの、「たいしたことのない、文字通り他愛のない話」です。漫画としても地味だろうな、とは思います。

さらにこの本の製作時は「無理して出さなくてもいいのよ」と周囲に気遣われてしまった程度には忙しかったので、絵的にも納得がいく内容になったとは言い難いのです。若干割高になったのも、割増で製作しているからでした。

それでも私はこの本が、自分の作っている同人誌の中で結構好きなのです。出した事そのものも後悔してはいません。


余談ですが、この本のデザイン、自分でもかなり好きなものなのですが(実はロゴも地味に手がこんでいます…)。

英文タイトルが「HowAreYou?」になっているのは、実はこの本が2018年1月末発行の「ハバナイスデー」と同軸の作品…という何かアレソレが自分の中ではあるからでした。

Web再録もしてないのですが(この本もまた「無理して出さなくても」と言われた一冊でした…)。

なお「ハバナイスデー」は、「なんとなくひどい目にあっている日のロビンの話」でした。


時々、本当に時々ですが、「天気の話」について熱のこもった感想をいただくことがあります。とても嬉しいです。もちろん、ほかの本や製作物への感想も同じくらい嬉しいです。

しかしこの数年前の本に対しても同じように感想をいただけることは、大変貴重なことだな、と嬉しくなります(いま手に取る方にとっては「今の本」なので、今感想くださることは当然なのですが…)。

感想やお受け取りのメッセージやツイートは本当に励みになります。ありがとうございます。


そんな本も、2022年新春には片手で数えるほどの在庫数になっていました!感謝です。

ご興味あれば手に取っていただけますと幸いです。


追記:2022年8月末、「天気の話」完売いたしました! ありがとうございました!


叢咲

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